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ブルックナー交響曲とモスキート音

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Teton range + Jackson Lake = Paradise
Copyright © 2010 ,Teton range + Jackson Lake = Paradise By WorldofArun on Flickr

クラシック音楽は中学の頃から聴いている。


クラシック音楽に目覚めたのは中学時代だった。
最初はN響の演奏するベートーベンの「田園」。
次に古物市で100円で手に入れたメニューインの名演集。
(ベートーベンのロマンスとか、ショーソンの詩曲とかが
入っていた)。はじめは、暇なときに時々レコードをかける
位だったのが、高校に入りほぼ毎晩ヘッドホンで聞くようになった。
ショパン、シューマンから、モーツアルト、ビバルディ、チャイコフスキー
ベートーベン、ブラームスと、有名どころは片っ端から聞いていた。
その頃の音源はもっぱらFM放送とエアチェックだった。
(エアチェックって、今でも使うのだろうか?死語なんだろうか?)

しかしブルックナー交響曲だけは聴けなかった。


そのまま大人になって、相変わらずクラシック好きなのだがブルックナー
だけは聞けなかった。ブルックナーは私の音楽の許容範囲外の騒音でしかなかった。

FM放送で、「今日はブルックナーの...」というアナウンスが流れる
だけでラジオのチャンネルを変えるか、スイッチを切ってしまう程嫌っていた。

何故そんなに嫌っていたのだろうか?

今思うと不思議だが、おそらくは金管の強奏しかも
あまり上手ではないオーケストラだと、しばしば音が狂っており、その狂った音を
これでもかというくらい、思いっきり吹かれると、これはまさに狂った叫び
以外の何物でもなく、音楽として聞くというより、ヒステリー状態の金切り声を
始終聞かされているような気分になり、それが耐え切れなかった。
のではないかと今にして思う。

そんな私がブルックナー交響曲にハマッタ。


さて、どうしてそんなに嫌っていたブルックナーの話をするかというと、
50代にして突如ブルックナーに目覚めたからである。

きっかけは友人から借用したマーラーとブルックナーの全集である。
その頃私は失業したてで、とても暇だった。

たまたま友人の家に遊びに行ったら、彼はマーラーとブルックナーについて
色々薀蓄を披露してくれた。

最初はマーラーの交響曲1番「巨人」を聞いて、それから唐詩に曲をつけたという
「大地の歌」あたりに興味をもち、すこしまとめて聞いてみたくなり、バーンスタインのマーラー全集を借りようとしたのだが、ついでにバレンボイムのブルックナー全集も借りてしまい、暇にまかせて冬の間の除雪をしながらmp3プレイヤーで聞き始めたのがきっかけと言えばきっかけである。

最初はあくまでマーラーだった。映画「ベニスに死す」で使われたアダージェットとかを原作のトーマスマンのこととか、映画監督のヴィスコンティーの事とかを考えながら聞いていて、一通り聞いた後、あたかもノルマを果たすかのようにブルックナーをmp3プレイヤに入れて次の除雪の機会を待った。

さて聞いてみると不思議なことに、金管楽器のヒステリー状態は感じなかった。
オーケストラが良かったのか?、私の耳が進化したおかげなのか?

おそらくオーケストラが良かったのだろう。私のブルックナー初体験というのは
大学のオーケストラ愛好会の微妙な演奏だったので、それが深いトラウマとして
耳の奥に残っていたのに違いない。(最初に触れる音楽のなんと罪深いことよ)

除雪をしながらブルックナー交響曲を聴くのは楽しい。


除雪をしながらのブルックナーは、なかなか宜しい。
一通りこちらも聞いた後違う演奏もきいて見たくなった。
それで図書館を探してヨッフムの指揮を聞いてみたり、ヴァントの指揮を聞いてみたり
カラヤン、チェリビダッケと入手できる限り聞き始めた。
(この段階で、ブルックナー中毒症状を呈しはじめている。)

彼らの奏でる金管の何と柔らかで美しいことよ。
特にジュリーニの指揮するウィーンフィルの7番が気に入って
今では毎日のように聞いている。

ブルックナー:交響曲第7番
ジュリーニ(カルロ・マリア)
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おかげで、今まで知らなかった演奏家に色々出会えた。ヴァントしかり、チェリビダッケしかりである。

さて、話たいのはここからだ。

ブルックナー交響曲が好きになったのは年齢のせいか?


私には、この年になって金管の音が柔らかな美しい音と聞こえ始めたのが、演奏家のせいばかりだとは思えないのだ。
ひょっとして、私の耳が進化したのか?音に関する許容範囲が広がったのか?

なぞと自惚れていたら、「モスキート音」という言葉に出会った。

モスキート音とは何だ


ようするに、年をとると高周波音域が聞こえなくなるというのだ。
以下のyoutubeでモスキート音の可聴チェックが出来る。




私は、250Hz~10,000Hzまでしか聞こえなかった。
ちなみに、

 8000Hz(8kHz)・・・全年代が聴き取れるとされる周波数。
10000Hz(10kHz)・・・51歳 ~ 60歳位の(耳)年齢。
12000Hz(12kHz)・・・41歳 ~ 50歳位の(耳)年齢。
14000Hz(14kHz)・・・41歳 ~ 50歳位の(耳)年齢。
15000Hz(15kHz)・・・31歳 ~ 40歳位の(耳)年齢。
16000Hz(16kHz)・・・25歳 ~ 30歳位の(耳)年齢。
17000Hz(17kHz)・・・18歳 ~ 24歳位の(耳)年齢。
18000Hz(18kHz)・・・18歳 ~ 24歳位の(耳)年齢。
19000Hz(19kHz)・・・13歳 ~ 17歳位の(耳)年齢。
20000Hz(20kHz)・・・13歳 ~ 17歳位の(耳)年齢。

ということであるらしい。

原因はどうあれ、ブルックナー交響曲は素晴らしい。


つまり、老化したおかげで高周波音域が聞こえなくなり、おかげで金管楽器の発する
耳障りな高周波音もマスキングされてブルックナー交響曲が聞けるようになったという
事なのだろうか。

音楽が美しく聞こえるならば、それはそれで良いかとも思うが、本当の所は
どうなんだろう。私は進化したと思っていたいのだが、劣化しただけなのだろうか?

ちなみに、最初にのせたアイキャッチ画像は、筆者のブルックナー交響曲のイメージです。



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