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夏目漱石はようかんが大好物だったという話

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ファイル:Natsume Soseki photo.jpg
夏目漱石 1912年9月13日(明治天皇の大喪の礼の日)
「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」「夏目漱石」
(最終更新 2013年5月16日 (木) 08:52)
より引用。


夏目漱石は甘党であった


夏目漱石 知ってます?。この方は結構今でも人気があります。
いや、お札じゃなくって。

うちの娘が知ってたくらいだから。たぶん今の中学、高校生なんかも
読んでるんじゃないでしょうかね。

有名な所では、「我輩は猫である」、「坊ちゃん」、「こころ」、「それから」
とか、そうそう「草枕」は英語で"The Three-Cornered World"と翻訳されて
カナダの天才ピアニスト:グレングールドが愛読していたことでも有名。
最近の話題では、宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」を作るときに漱石に影響
を受けたとかいうエピソードがあったりしますね。

その漱石です。彼は甘党でした。

夏目漱石は羊羹(ようかん)が好きだった


甘いものなら何でも好きだったようですが、特に羊羹が
好きだった。羊羹に対する思い入れを「草枕」の主人公である画家の口を
借りてたっぷり語っています。

余はすべての菓子のうちでもっとも羊羹が好(すき)だ。別段食いたくはないが、
あの肌合(はだあい)が滑(なめ)らかに、緻密(ちみつ)に、しかも半透明
(はんとうめい)に光線を受ける具合は、どう見ても一個の美術品だ。
ことに青味を帯びた煉上(ねりあ)げ方は、玉(ぎょく)と蝋石(ろうせき)の
雑種のようで、はなはだ見て心持ちがいい。のみならず青磁の皿に盛られた
青い煉羊羹は、青磁のなかから今生れたようにつやつやして、思わず手を出して
撫(な)でて見たくなる。西洋の菓子で、これほど快感を与えるものは一つもない。
引用( 青空文庫「草枕」より)


また、寺田寅彦の「夏目漱石先生の追憶」には、

草色の羊羹(ようかん)が好きであり、レストーランへいっしょに行くと、
青豆のスープはあるかと聞くのが常であった。
引用( 青空文庫「夏目漱石先生の追憶」より


とある。

「草枕」の主人公は画家という設定だから、緻密に対象物を描写する性があるのだが
「思わず手を出して撫でてみたくなる」とか、「これほど快感を与える」とか
まで言ってしまうとは、もはや普通ではない。どこまで羊羹に惚れ込んでいるのだ。

また、「我輩は猫である」の中では、「藤村の羊羹」の名が出てくる。
藤村とは、東京本郷にある老舗、藤村菓子舗の事であるらしいが、残念ながら
閉店してしまったらしい。

その羊羹を味わった方の記事が「食べログ 東京」に「藤むら」さんのこと。と題して
掲載されている。貴重な記録である。

体に悪くても甘いものを食べたい


漱石は持病が胃潰瘍であるにもかかわらず、その病気に良くない甘いものが
大好きだった。それで奥さんは甘いものを隠したりしたのだが、漱石はこっそり
食べていたらしい。

この愛子(注-漱石の四女)がお父さん思ひで、夏目がよくお菓子をつまんだり
するので、お腹(なか)によくないと思ひかくしておきますと、書斎で勉強した後で
一つ羊羹でもつまみたくなって出るのでせう。戸棚をさがしてもありません。
すると子供は目が早いので、私の隠しておいたところをちゃんと知って居て、
気の毒だと思ふのでせう。お父さん、こゝにあってよと出してやります。
おゝいゝ子だ。お前は中々孝行者だなんかとにやにやしながら、お菓子をつまんで
頬張って居ります。胃の悪い癖に、こんなことは平気な方でした。
 夏目鏡子『漱石の思ひ出』(改版)岩波書店より


最後は、知人の結婚式で好物のピーナッツを食べすぎ、胃潰瘍を悪化させて
亡くなったといわれています。

「どうせ死ぬなら、好きなものを腹いっぱい食べて...」なんてセリフを
時々聞きますが、甘党も漱石ぐらいになると半端ではないですね。

こちらは定評のある、とらやの羊羹。
草色の羊羹(ようかん)とはこんな色だったんだろうか?


とらやの羊羹 / Strolling /Copyright © 2007 , on Flickr

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