疲れたあなたと、静かな秋の夜のための3枚のジャズピアノソロ(その2) - Webのるて

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疲れたあなたと、静かな秋の夜のための3枚のジャズピアノソロ(その2)

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2枚目 快くスイングする75分



Autumn leaves
Copyright © 2009;Autumn leaves by Ray Wise, on Flickr


秋の夜長である。天気も秋らしく昨日晴れたと思えば、今日は小雨と
ころころ変わる。

今日は少しのりの良いジャズを聴こう。

ビル・エバンス "Alone"






Alone
by カエレバ



1968年。ビル・エバンスが39歳のときの演奏である。
アルコールや麻薬の常習で、その後51歳で若くして亡くなるのだが、
やせ細った神経質そうな風体にもかかわらず、彼の演奏には、とんがった
印象は全くなく、不思議な暖かさを感じる。

独りっきりで、ピアノという海の中に沈潜して、その深みから音楽の美しさを
探し出すのが彼の人生の喜びであり、プロのピアニストでありながら、ピアノの
演奏をする時は聴衆が居ないところの方が好きだという、困った性癖の持ち主で
あったようだ。(※"alone"ライナーノーツより本人の談 筆者意訳)

しかし、彼の演奏とそのスイング感は、ソロであることを感じさせない。
まるでドラムやベースの音が聞こえてくるようだ。

この演奏の7年前に、彼はピアノトリオを組んで活動しており、数々の名作を
生み出していた。

とても素敵なチームだったのだが、不慮の事故でベーシストを亡くしてしまう。

彼はしばらく演奏活動を中止するほどのショックを受けたが、その後自分自身による
ピアノの多重録音や、ギターとのデュオセッションなど、実験的な試みを繰り返す。

そうして、やっとベーシストが見つかって、トリオ活動を再開し始めた頃のアルバム
である。

ビル・エバンスはこのアルバムの中で、ピアノと会話しているのだろうか。
それとも、自分自身と会話しているのだろうか。

愛読書は、サルトル、フロイト、プラトンであり、日本の禅に惹かれており
水墨画にも興味をもっていたという。

内省的とか、リリカル(叙情的)とか評されるビル・エバンスだが、彼の才能を
評価し、過去に共演したことがあるマイルス・デイビスは、ビルエバンスの
ピアノを評してこういっている。

"彼の演奏には静かな炎のようなものがあった"


秋の夜長に、すこし静かな炎を感じてみようか。

関連記事1:疲れたあなたと、静かな秋の夜のための3枚のジャズピアノソロ(その1)
関連記事2:疲れたあなたと、静かな秋の夜のための3枚のジャズピアノソロ(その3)


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